リーグ戦 的中規定

◎行射中に的をかけ直す必要があると認められた場合

当該校責任者は、枠打ち等で的が傾き、あるいは転落して的中させることが困難になった場合、
的のかけ直しを審判に請求できる。審判は、その請求が正当であると認められるとき、
立の進行を落の行射でいったん止め、審判1名が直接的場に行き、その時点までの的中を確認の上、
敵中数を宣言し、問題となっている的の矢を自分の手で回収し、的をかけ直させる。

※立終了後の確認では、看的は審判に告げられた的中数と
  的をかけなおした後の的中数を合計した数値で確認を行う。
※審判は、原則として試合校責任者からの要請がない限り、立の進行に
  介入する必要はない。ただし、立の交代の際に、必要以上に時間が
  かかっていると判断できる場合は、当該校主将に注意する。

◎矢を番えるときに筈が割れた

打ち起こし開始前であれば矢の交換は可能。(規約第72条)
審判は行射中の射手をよく観察しておかなければならない。

◎掃き矢の判定

疑わしい矢があったときは、審判は立の進行を落の行射でいったん止め、
必ず自分(副審)でその場に行き、確認する。
その上で審判は両校主将に宣言する。宣言の後は、いっさい抗議は
認められないので両校責任者は十分に注意する。

◎審判が見ておらず、的中・失中の判断がつきかねるとき

引き直しは認められていない。従って看的の出した判定が正式記録となる。

◎介添え、応援について

試合校主将は、相手校が明らかに行射中の指導を行ったと判断できる場合は、
審判に対して抗議することができる。審判は自らの責任において規約・細則・規則に従い、
問題となる発言・行為を判断し、的中か失中かを判定する。(規約第74条参照)

関西学生弓道連盟規約 第2編・競技規則 第12章・審判規定 第74条(行射中の指導の禁止)参照

1項:射手が射位にある時(以下行射中とする)、何人も以下の行為又は指導をしてはならない。
    1号 射手のねらいをみること。
    2号 射手の身体に触れて指導すること。
    3号 射位より前に出ること。
    4号 その他、審判から射手が死角になる位置に出ること。
2項:介添え以外の者による行射中の射手に対する一切の指導を禁ずる。
   ただし介添えの規定は第三項に記述するものとする。
3項:介添えは行射中に弦切れ等トラブル処理及び指導を行う者とし、以下のように定める
    1号 原則同性の学生から選出するものとする。
    2号 人数は一立ちにつき二人までに制限するものとする。
    3号 行射中は本座に待機するものとする。
    4号 行射中は介添えへの一切の指導を禁ずるものとする。
    5号 介添えの矢声による応援はこれを認めるものとする。
4項:第一、第二及び第三項の規定に反した場合、相手校主将は審判に抗議することができる。
   審判がその抗議を正当と認めた場合、当該選手の引いた矢を失中とする。

※上記以外で、審判が自分で判断しかねるものについては、学連にすぐに連絡して指示を仰ぐこと。

◎台風・暴風雨の場合

交通機関のマヒで到着が不可能になった場合を除き(この場合でも学連には連絡)、
とにかく会場まで行く。その上で当該校主将と審判は競技し、試合開始または
続行不可能のいずれかの判断を下す。どちらにせよ、至急学連まで連絡する。

*審判が会場にたどり着けない場合
  審判は試合校に連絡すること。試合校各校が1名ずつ審判を出し合い、試合を執り行う。

*試合校が会場にたどり着けない場合
  審判校と相手校主将会議に連絡すること。審判は学連に連絡すること。

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